福田村事件は1923年の震災当時、薬売りの行商人が自警団に襲われ、幼児や妊婦を含む9名が殺された事件。現在の千葉県野田市に存在した福田村三ツ堀の利根川で発生し、犠牲者は香川県の被差別部落出身者だった。各地で発生した朝鮮人虐殺は知られているが、少なくない数の中国人や日本人も殺されたことは歴史に埋もれているのが現状だ。